iphone8 前面ガラス破損交換 腕試し。 

2012年4月 iphone3GS 電池交換の記事を掲載した事がございました。

当時 今のようにユーチューブで説明する記事も無く手探りで交換した

記憶がございます、

iphoneは技術基準適合認定品の為、指定機関以外での作業は違法になる

と知ったのはその後の事でした。

 

iPhoneはモデルチェンジの都度 進化しております。

当方はiphone8を使用しておりますが、ガラス破損しました。

それを機会にiphoneSE2を購入しました。

手元に残ったiphone8   技術向上の為、献体、人柱になってもらいます。

iphone8 ガラス交換は、ユーチューブできめ細かい説明があります。

前面ガラス交換ですから、単純な作業です。

ビスは3種類、長さ、形状により6種類に分かれます。

 

iPhone8は防水性を高めた事から分解は接着剤を軟化さす事から始めます。

これでもかとドライヤーで加熱しなければ牡蠣の様にびくともしません。

この作業が最も難易度が高いでしょう。

前面パネルと主要部を分離したところ

ガムテープに、外していった順序ごとにビス位置を貼り付けます。

この手順が組み立て作業時に役に立ちます。

次に新しいガラスパネルを装着すれば作業完了です。

(但し、電源を入れると技適に抵触します。)

 

たかが分解、組み立てですが ガラス交換は、迷う事無く 

技適認定業者さんにお願いします。

餅は餅屋 場数がものを言う作業と感じた次第です。

FRG-965 八重洲無線受信機 電源切っても表示消えない。

長いお付き合いのお客様より 以前修理した受信機の修理について

打診がございました。

新規修理は控えてますが、当方が手がけた無線機は概ね把握しており

修理出来る事も御座います。可能な事は協力させて頂きます。

受領時点検で症状確認しました。

 

丁度8年前、同様症状で修理しております。

修理行程は当時ブログで公開しておりますので今回は省略致します。

 

現行製品と、時を経た機器の修理方法は同じではありません。

分解時 壊れる事もあり、組み立て後に問題が生じる事もございます。

今回はそんな ぶざまな例を開陳します。

 

修理記録を紐解き、該当部分の点検、障害排除を行います。

ここまでは るんるん気分でした。

このあたりが不調だと表題の原因となります。

半田ごてが入らないので、コンデンサ取り付けはこんな具合

修理は美しいのが理想ですが、何故こんな半田付けか?

この部品の裏側は、表示管が邪魔をして半田ごての先が届かないのです。

一端 表示管を外せば部品交換作業は楽に美しく出来るのですが

表示管は数十カ所の半田付けで固定されてます。

端子を一寸ゆするだけでもガラス管に亀裂が入り一巻の終わり

時を経たガラスに余分な負荷を掛けたく有りません。

触らぬ神にたたり無し

念のため、この基板上の電解コンデンサを全て交換しました。

修理後、この状態でエージング 24H 動作異常なし。

 

組み立て困難。部品が邪魔でシールド板が入る隙間が無いのです。

予期せぬ出来事 迂闊でした。

小型部品に変更したのが徒になりました。

部品長さは半分ですが直径が2mm太いのが 隙間を塞いでしまいました。

直径の細いものと交換して一件落着。

 

エージング中に気づいた事。

前回フロントエンド上部の緩衝材が硬化の為交換しております。

今回は基板側を交換致しました。

総合点検、

前回修理後、前回データと比較し性能劣化が見受けられない。

8年先まで、元気で居て欲しいと願いつつ、完了と致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DR-120HX 144MHz FM 50Wトランシーバー OH 

このところ OHが続いております。

長年溜まった無線機、見放せばゴミですが再起させれば延命できる!

採算度外視ですから何でも出来ます。

今回はそんな無線機です。

アルインコ社製 144MHz帯50W機   現状 故障無し。本体のみ

アルインコ DRシリーズは時を経るとプッシュボタンが脱落します。

(ケンウッド TMシリーズも同様です)

クッションが加水分解で保持機能を失うのです。

他の修理で受領した場合もフロントパネルを分解し ここの点検をします。

本機は元気なので温存します。

基板を隅々まで注意深く、更に過去例から該当部分はルーペで確認します。

問題ありません。

組み立てて調整に入ります。

送信出力、周波数、周波数変移等 点検項目は多数有ります

ハイパワー

ミドルパワー

ローパワー

 

無線機は問題ありません。

しかし本体だけではニーズが無いでしょう。

直ぐに使えるように、一式準備します。

 

モービルブラケットについて

この世代の無線機は、横幅約14cm 

アルインコだけで無くアイコム、ケンウッド、八重洲も同様です、

取り付け穴が一部違っていても使用出来ます。

そんなわけで本機は他社製のモービルブラケットで充足します。

 

マイクについて

手元にケンウッド製マイクがありますので流用します。

MIC, PTTは互換性があるので良しとします。

このままでも差し支えないのですがせっかくですから下記の作業をします。

アップ、ダウンのキーを合わせます。

更に、カールコードが汚れてカールもだらし無くなってます。

洗浄剤を浸したタオルでカールコードをしごくように拭きます。

最後は真水で同様にふくと良いでしょう。

その後、5φ位の棒(今回は5D2Vの芯線)に巻き付け暫くすると

見違えるようにきれいになります。

 

DCケーブルについて

中古が手元に無いので、新しく作ってそろえます。約1.5m

これで、一式そろいましたので、ヤフオクに出品します。

 

アイコム IC-681  50MHz帯 FM10Wモービル OH

IC-681 50MHz帯 FM 10Wモービルトランシーバー

平成8年(1996)4月発売

オーバーホールを始めます。

まず 全面基板のランプをLEDに変更します。

交換済み

交換したもの

ロータリーエンコーダー   パイロットランプ

基板 裏表を詳細に点検、腐食、液漏れの兆しはありません。

通電して基準発信周波数等局発周波数点検調整 その他受診点検

送信して Hi  10.3W  4A

送信出力 Med  2.8W 2.1A

Lo パワー 0.5W  1A

送信周波数 点検 異常なし

全てのキーの動作確認 異常なし。

 

オーバーホール終了

 

ケンウッド TM-2400  2.4GHz FM OH

TM-2400 FM 1W モービルトランシーバー

平成4年(1992)12月発売 ¥138000−

 

既にメーカーサポート終了しております。

本機のサポートは、極めて難易度が高く

当時当店では対応計測器が貧弱で 故障修理は可能でも

点検、動作確認が困難な為 メーカー修理としていました。

2400MHzに対応する、周波数カウンター、電力計

標準信号発生器等測定器が高価な割に需要が少ないのが

現況でした。

 

今後、2400MHzモービルトランシーバーが世に出る事が

有るのでしょうか?

本機の希少性を考えると、延命させる価値があると思います。

当時と違い計測器も充足しました。

希少価値の高い名器ですから現役続行の願いを込めて

サービスマニュアルに準拠し可能な限りOHを試みます。

OH 終了後、点検中の TM-2400 

この当時の無線機には遊び心がありました。

 表示の数字をご覧ください。

 例えばこんな事。

 表示 左側 年月日 2020年 8月27日 木曜日

    中央 運用周波数 2427.00MHz

    右側 現在時(24h)

 

以下は整備の一部

表示部 裏側 ランプを発熱が少ない電球色LEDに交換

大容量リチウム電池半田付けでしたが、保守性を重視し

ソケット式に変更 電池は入手容易なCR2025に変更

電池容量が低下したが、容易に交換できるので良しとします。

基板点検

コンデンサ周辺の液漏れを注意深く点検

TMシリーズはオーディオ部の漏らしが過去例でありました。

本機は動作時間が短いのか電解コンは元気です。

1200MHzや2400MHzトランシーバー基板にはこのような

金属片が取り付けている場合があります。

この部品、無視すると大変なしっぺ返しに合います。

ピンセットでつまむとあっさり脱落しました。

部品の半田部分を研磨 再半田します。

 

1時間以上エージング後、周波数点検調整。

クリチカルでKHz以下に収めるのが簡単な様で困難です。

もたもたしてると可動部が破壊 一巻の終わり

 

写真は、周波数、電力、計測中のレイアウト

無線機にBIRD 20dB 100wAttを介して

アンリツMA24106A電力計でPC画面上に表示させてます。

一寸出力過多気味なので、調整します。

 

送信出力、 Hi  1W     Lo  0.4W に調整。(定格)

受信感度 −20dBでスケルチ解放。

OH 問題なく終了。

 

貴重な、希少な無線機、棚の飾りで無く運用なさる方

いらっしゃるのでしょうか?

 

 

ロータリーエンコーダーを分解してみる

TM-541のロータリーエンコーダーは、未だ在庫を持ってますが

いずれ枯渇します。

壊れた部品でも再生できるか 検証します。

分解したところ

選択板はパターンが切れたところはありません。

真ん中の接点が接触不良を起こしてます。

少し押してやれば一旦は回復するでしょうが、多分破損するでしょう

そんなわけで、この部品は再生不能とします。

TM-541 どこまで出来るか 再発防止策

TM-541 1200MHz 10W モービルトランシーバー

1990年発売 ¥79800−

電子機器の耐用年数は7〜10年程度とか。

本機は優に3倍以上の時を経ております。

 

本機の根本的故障原因

ダイアルを回すと不規則に数字が可変します。

エンコーダーは初めての故障のようで交換の兆しがありません。

エンコーダー劣化とるのが妥当でしょう。交換します。

基本、オシロ波形観測で確認するのですが今回はパス

左  取り外したロータリーエンコーダー

ここだけ治しても30年を経た無線機ですから、これから矢継ぎ早に故障が

発生するでしょう。

 

過去例から

1,電解コンデンサ      全て交換

2,前面基板表層コネクタ   フレキケーブルに換装

3,パイロットランプ     電球色LEDに交換

4,半田付けリチウム電池   電池ホルダー式に改造

5,TCXO発振停止      市販品を取り付け、精度向上(±3から±1ppm)

 

ここまでやっても不安が残ります。表示不能はお手上げ。

メーカー依存部品で入手不能。

本機のカラー液晶は数年で駄目になるでしょう。

それでも使用しているOMさんはいらっしゃいます。

表示が欠けても使用出来る術 メモリー多様とか工夫が出来ると思います。

送信出力点検   

ハイパワー  10.8W  4.8A

ローパワー  1W 1.8W

受信  -20dBμでも信号が確認できます。感度良好。

 

コストを無視して可能な限り手を尽くした作業でした。

 

DR-620 送受信不能 PLL アンロック

DR−620 

表示点滅はPLL UNLOCK です。

表示以外の全ての機能停止ですが、CPU搭載機によくある症状。

故障で無く、CPU誤動作。 リセットすれば回復します。

その おまじないをします。

だが変化なし、正真正銘のPLL動作不能。これは重傷です。

10年以上経過したであろう DR-620

故障原因を究明しても部品入手不能から修理中断することが多々ございます。

一抹の不安を覚えながら作業は続きます。

 

症状から確率的に、X-tal系から点検します。

全ての出力波形確認、 異常なし、

次は電源系統に的を絞ります。

回路図が必要になりますがブロックダイアグラムで概略をつかみます。

AVR及びその入出力部電解コンデンサはどうか?

8V, 10V AVRは、基板裏側 点検困難ですが異常なし。

次に PLLーICの端子電圧点検

10vが印加されてません。IC不良でないのが幸いです。

10Vラインは基板表裏に及ぶので面倒です。

黄色の線材を挿入し基板表側のプリントパターンを追います。

2200μF 16V 大容量コンデンサ周辺が怪しい。このコンデンサを除去。

 

当ブログ熟読の方は、心当たりがおありでしょう。

このコンデンサ液漏れに起因する基板パターン断線。

左 AVR 10Vライン 出力側から1本またいでスルーホールへ

バイパス配線を施しました。

更に周辺腐食スルーホールを虫眼鏡で入念に点検

怪しいスルーホールには同様の処方で貫通線を通し半田付け処理(予防修理)

最後に 新しい電解コンデンサ取り付けて一件落着。

 

故障原因

電解コンデンサ劣化 

ゴムパッキングから電解液が漏れ基板パターンを腐食させたものです。

 

修理不能だが、なんとかならないかと当方に送られてきました。

有り難いことです。

コスパ、新品無線機価格等からお店は妥当な判断と思います。

愛機への愛着がそれに勝るのでしたら、当方で断る術はございません。

 

 

 

 

 

IC-AH3 修理顛末記

チューンボタンを押すと、暫くしてチューニング完了

実際に送信すると3〜4割しか電波が出ないと言う現象。

 

同軸ケーブルも原因となり得るので一式発送をお願いした。

受領時点検で症状確認、

AH3分解、目視点検

MR 接線座の変色が気になる。

コネクタ交換

基板裏側 目視点検  変色、スルーホール等 特に異常なし。

アッテネーター抵抗点検、異常なし。

MR接線座から基板への配線材交換。

 

再度組み立て、動作点検

チューニング機能 正常に機能しているが電力ロスは改善されていない。

単なる個別部品不良で無く、老化現象と判断。

 

回路図から電力路を辿るとリレー接点焼損と思う。

リレー総数 21個 このどれかであるが、

リレーを取り外し不良部品を特定しても可動部品は劣化が激しい。

使用年月を考慮するとリレー全交換が望ましい。

同等或いは互換が見つかれば良いのだが、入手不能の場合、

リレー分解の上、接点洗浄、接点補強、研磨する手法もある。

或いは回路変更で対処等。

この作業 膨大な手数がかかり現実的ではありません。

電解コンデンサ全交換迄すれば更に安心ですが費用対効果で却下しました。

 

 

 

TM-833S ランチエージング その2 感度不足

ランチエージング後 総合調整 

送信系 規格を満足している。

受信感度に改善が見られず受領時と同じ。

概ね30dB以上低下の場合 FET、IC、xtall等 

固有部品劣化や焼損等容易に判断出来るがこの程度の感度低下は的が絞れません。

ビンテージ機は全ての部品が劣化しており全部品が対象になります。

 

回路図を眺めながら検討。

 

信号はC56、C36を介して3SK274へ注入される

回路図とパターン図を睨みながら部品を見つける

C56 の入出力部に、SG信号を順次加えるとSメーターに変化有り

C46 両端の半田付けをやり直す。 変化無し、

47PF 部品交換

取り外したチップコンデンサ 1.6*1mm 

 

俄然感度アップ、

電力系でチップコンデンサ焼損等は時々ありますが

受信系でのそれはあまり記憶にありません。

時を経るとはこういう事でしょうね。

 

容量抜けによる伝送ロスが受信感度低下の原因

スケルチ開放レベル -10db 

    受領時より 11dB改善  

ビンテージ機はこの程度 改善すれば 良し とするべきです。

もっと、もっとと首を突っ込むと本末転倒になります。

治していて壊した等よく有る事です。

 

ですが、、、、、、気になる 

もう少し良くなるはずだ 時間をかけてやってみます。

数日、一進一退が続きます。

観点を変え、本機の特徴を生かして

1200MHz帯 同バンド受信に設定  右左バンドで受信比較します。

いずれも変化無い事から、IF以降は正常と判断しました。

 

もう一度、アンテナ入力系から点検。

C36 0.7PF  交換

スケルチ開放レベル -13dB  これなら許容範囲です。

 

時間をかけ、手間暇かけた割には この程度の改善です。

ほどほどで済ますのが賢明 そんな例をご覧戴きました。

過ぎたるは又及ばざるが如し。