IC-AH3 修理顛末記

チューンボタンを押すと、暫くしてチューニング完了

実際に送信すると3〜4割しか電波が出ないと言う現象。

 

同軸ケーブルも原因となり得るので一式発送をお願いした。

受領時点検で症状確認、

AH3分解、目視点検

MR 接線座の変色が気になる。

コネクタ交換

基板裏側 目視点検  変色、スルーホール等 特に異常なし。

アッテネーター抵抗点検、異常なし。

MR接線座から基板への配線材交換。

 

再度組み立て、動作点検

チューニング機能 正常に機能しているが電力ロスは改善されていない。

単なる個別部品不良で無く、老化現象と判断。

 

回路図から電力路を辿るとリレー接点焼損と思う。

リレー総数 21個 このどれかであるが、

リレーを取り外し不良部品を特定しても可動部品は劣化が激しい。

使用年月を考慮するとリレー全交換が望ましい。

同等或いは互換が見つかれば良いのだが、入手不能の場合、

リレー分解の上、接点洗浄、接点補強、研磨する手法もある。

或いは回路変更で対処等。

この作業 膨大な手数がかかり現実的ではありません。

電解コンデンサ全交換迄すれば更に安心ですが費用対効果で却下しました。

 

 

 

TM-833S ランチエージング その2 感度不足

ランチエージング後 総合調整 

送信系 規格を満足している。

受信感度に改善が見られず受領時と同じ。

概ね30dB以上低下の場合 FET、IC、xtall等 

固有部品劣化や焼損等容易に判断出来るがこの程度の感度低下は的が絞れません。

ビンテージ機は全ての部品が劣化しており全部品が対象になります。

 

回路図を眺めながら検討。

 

信号はC56、C36を介して3SK274へ注入される

回路図とパターン図を睨みながら部品を見つける

C56 の入出力部に、SG信号を順次加えるとSメーターに変化有り

C46 両端の半田付けをやり直す。 変化無し、

47PF 部品交換

取り外したチップコンデンサ 1.6*1mm 

 

俄然感度アップ、

電力系でチップコンデンサ焼損等は時々ありますが

受信系でのそれはあまり記憶にありません。

時を経るとはこういう事でしょうね。

 

容量抜けによる伝送ロスが受信感度低下の原因

スケルチ開放レベル -10db 

    受領時より 11dB改善  

ビンテージ機はこの程度 改善すれば 良し とするべきです。

もっと、もっとと首を突っ込むと本末転倒になります。

治していて壊した等よく有る事です。

 

ですが、、、、、、気になる 

もう少し良くなるはずだ 時間をかけてやってみます。

数日、一進一退が続きます。

観点を変え、本機の特徴を生かして

1200MHz帯 同バンド受信に設定  右左バンドで受信比較します。

いずれも変化無い事から、IF以降は正常と判断しました。

 

もう一度、アンテナ入力系から点検。

C36 0.7PF  交換

スケルチ開放レベル -13dB  これなら許容範囲です。

 

時間をかけ、手間暇かけた割には この程度の改善です。

ほどほどで済ますのが賢明 そんな例をご覧戴きました。

過ぎたるは又及ばざるが如し。

 

TM-833S  ランチエージング その1

修理依頼内容

送信時メーターは触れるが送信出来ず、

受信 とぎれる事有り、軽く叩くと治る事もあり。

ディスプレイ 電灯色LED

 

受領時点検で1.2GHz帯受信感度悪い(SQopen+1db)

周波数ずれ、送信出力8.2W  振動で送受信不能確認

 

作業着手

表示部、パイロットランプ除去、LED仕様変更、電解コンデンサ交換

制御部、電解コンデンサ交換。

435MHz基板、1.2GHz基板 分解、電解コンデンサ交換

この金属箱 振動で異音発生する事有り。

古い半田を除去して新しい半田で固定

4端子スタンド 半田除去、新半田接着

送受信不能原因究明、

これが駄目だと何もかも駄目、

分解、古い半田を除去 新しい半田で接着

液状化したスポンジも新しいものに交換

マイクのスポンジ 粘りを生じている スプリングに交換

 

組み立て、

エージング、再調整

435Mhz 32W  ハイパワー

435MHz 8W ローパワー

1.2GHz ハイパワー 12W 

交換部品 上記の通り

 

受信感度の改善が見られない、

更に原因究明作業を続ける。

AZ-11 PLL-UNLOCK

 昨年9月20日 同一故障で修理したAZ-11

 

前回は 調整で修復したが 今回は調整不能

VCO電圧 調整で変化無し

12.4MHz 波形 正常。

水晶振動子、PLLICが正常である事から 2SK210、2sk302劣化

あるいは電源供給系障害と判断

当方に手持ち部品及び代替え同等品が無いので入手に時間がかかる事。

また、VCO-BOXの分解は困難を伴い場合によっては修復不能の

危険を伴います。

以上の事から、お客さまの指示を仰ぐ事にします。

EVERNOTE というソフト

 昨日 EVERNOTE というソフトが公開されました。

似たようなソフトは、今迄色々御座いました。
しかし、どうも使い勝手が良くない
単に、私が使いこなせないだけなのですが、

新しもの好きですから早速ダウンロードしました。
EVERNOTE 日本語版 ダウンロード

私は仕事机のPC、居間のPC、それから iPhone を使っております。
相互に、ファイルが使えたら便利だと思ってました。
このソフトは、それが簡単にできます。
オンライン、オフラインに関係なく、書類を書き留めたり
iPhoneで撮った写真も取り込めます。
おのおのの、PCの垣根が無くなった感じです。
まだ2日目ですが、価値あるソフトと思いました。
あっちこっちのPCに、書き散らしていらっしゃる方
これは 強力な助太刀になると存じます。

無線修理 DR-620 送信不能

アルインコ DR-620 送信不能 

送信不能はおおむねファイナルトランジスタ焼損で決まりの様です
TR-7200時代は、部品交換が大変でした。
素人が手を付ける事は少なかったようです。

その後、ファイナルモジュール化され
アマチュアも簡単に修理を手掛けるようになりました。
(実際は修理後スペアナ等で第3次高調波等確認も
  欠かせません)

その例でこの機械に挑戦するととんでもない事になります。
現行機種で最も修理が難しい機種ではないでしょうか?

さて 修理するDR-620です
あれあれ、ドライブFETが付いておりません。
既に、どなたかが、修理を試みております。
このFETに手を加えるあたり、素人さんでは無い様子。
素人ならファイナルをいじるでしょうがその痕跡がありません。

DR-620 DR-635はドライブ、ファイナルFETとも共通です。
ファイナルFETは大変頑丈に出来ております。
これが破損する事は考えなくて良いでしょう。
少なくとも今回のファイナル周辺を見る限り

ドライブFET周辺を覗くとFET周辺プリントパターン剥離
C12、R15も無くなってます。見るも無惨な状態です。


ドライブFET周辺 
ドライブFET交換は簡単ではありません。
放熱がしっかりしてありますので、1個の半田ごてでは無理です。
出来れば 手が3本欲しい、2本の半田ごてで両側を温め 
ヒートガンで裏側から加熱して、、それは無理ですが 笑い

この無線機の場合
強引に取り外してプリントパターンを剥離したのでしょう。

写真では、交換したFETに、R15(22Ω)を直付け
C12 12pも補充します。
更にプリントパターン代わりにICの足カットしたもので補強
なんとか 現役復帰に成功しました。

製造時期により、ドライブFETが2SK2975と
RD07MVS1Bの場合が有ります。 
互換性がありませんので、注意が必要です。

この機種
送信出力関係の故障を甘く見ると この様な事になります。
手が3本有るほどの、器用さに自信がなければ
メーカーさんにお願いした方が、宜しいのではと存じます。

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無線修理 CPU積み替え

ディスプレーは正常に表示しますが、キー入力等コマンドを
受け付けません。脳死状態です。
修理不能だったようです。
それで一件落着なのですが、、、、、、、、お鉢が回ってきました。
CPUは、カスタム品ですから、メーカーに無ければ
代替えは効きません。お手上げです。

高価な修理代になっても、修理にこだわるのは何故でしょうか?
情報化時代、漁船はブリッジの端から端まで無線機だらけです。

5〜10台以上の無線機から発する受信音
その音質でどの機械からはっしたものか判るそうです。
機種が変われば、混乱するので、時間がかかっても
料金が高くても、治るものなら治して欲しいとの事

メーカーにない部品が、当方に有るわけが無い、、、、、
まてよ 、、、、、、、 有りました。(光華商場方式)

滅多にやらない、CPU換装です。特殊な工具が必要です。
ノートPCのCPU交換に使ったそれです。


スポットヒーター
ICと同じ寸法のノズルが沢山ついてます。
このノズルから、半田を溶かす高温空気がでます。

CPUの回りに、アルミ箔で防御のシールドをします。
400度の熱風ですから、無防備ですと、チップパーツがどっかに
飛んでいってしまいます。

これを取り外します。
今回の場合、正常な基板から、これを取り外します。
もたもたしていると、この正常なCPUが壊れます。

取り外したところです。
次に壊れているCPUを、同じように取り除き、正常なCPUに
積み替えて、完了です。

修理不能の無線機
捨ててしまえばただのゴミですが、再利用できれば
修理不能の宣告を受けた無線機でも、よみがえる事が出来ます。

作業工程は、部品をはずす手間がかかり、工賃はかさみますが
それでも、治して欲しいという、要望が有れば
張り切るのが職人魂で御座います。

メーカー修理不能の無線機
愛着があり、新品を買うより 高価になっても治して使いたい
そんなご要望 うけたまわります。(真空管使用品は除く)

無線機修理 IC-R100 キー入力不能

IC-R100は 20年位前に発売された広帯域受信機です。
コンパクトなことから、漁船には愛用者が多いです。

今回の故障は、キー入力不能です。
前面パネルをばらして、キーボード基板腐食部を研磨します。
ラバーの黒い部分の抵抗値を図り、無限大のものが有れば
アルミ箔を貼り付けます。
ついでに腐食部分の脱錆、パネル、ダイアル洗浄

リチウム電池も殆どへたってますので交換。
同一タイプのものがないので、同等品を使います。

ついでですからパイロットランプをはずします。
うっすらと焦げかかった色ですから早晩焼損のはず
今更、ランプでもないので、LEDに積み替えです

LED独特の冷たい光です。
当店で修理した無線機は履歴書が御座います。
この受信機は、6年前に、オーディオIC焼損しております。
今回、点検の折、その部分も入念に点検します。
更に、ケースがびっしり錆びてますので、脱錆、研磨
更に、防蝕のため塗装を施します。
これで、しばらくお役に立てそうです。

panasonic SSD換装 パスワードと 修理依頼について 

 無線ラボでは、パナソニックパソコンのSSD換装を承ってます。
お陰様で、多くの方からご用命をいただき有り難う御座います。

受領したパソコンは、ディスプレー保護の為 この様な状態から
作業にかかります。

作業終了時、確認画面写真をお客様にメール添付しておりますが
写真がボケ気味なのはこの影響で御座います。


北海道は、海峡を隔てております。
本州なら1日で届く荷物が海を渡るので1日余分にかかります。
その為、運送料も高額になります。
迅速、確実な作業を心がけておりますが、パソコン修理の常識
パスワードロックのまま、受領することが御座います。

SSD換装だけならそれも結構なのですが
動作確認を伴う場合はこれでは困るのです。
お気持ちは判りますが、機密漏洩は当方では皆無です。
ご安心してお任せ下さい。

更に、甘い考えの方もいらっしゃいます。
故障したパソコン SSDに積み替えると治ってしまうかと?

確かにそんな事 無いわけではありません。
ソフト的な故障は、再インストールで回復する事も御座います。
しかし、ハード的故障はそれに当たりません。
特に、無線関係はやっかいです。

SSD換装依頼時、一言 申し添えていただけると
いや 本当は、出来るだけ詳しい情報をいただく方が
修理屋は助かります。
それなりに注意して目視点検、その場で治る事は、治します。
簡単に治る事で割増料金は頂戴しません。
その場合は、御連絡差し上げてから致します。

また、動作確認が必要な場合は、引っ越し作業までお引き受けして
無線動作確認致します。
そこで、不良が見つかれば、部品交換等の作業となります。


無線LANの故障は、この様な電波を目で見る装置
 スペクトラムアナライザ が有れば一目瞭然です。
2400Mhz付近に 棒が立ってます。
PCの無線LAN装置から発射した電波です。
左すみの棒のかたまりは、80Mhz付近のFM放送です。

故障した パナソニック CFシリーズ 
この機会に再登場を図っては如何ですか?
4万円も出せば ネットPCが手に入る時代ですが出来が違います。
画像や、大容量データを高速処理するならいざ知らず
文書作成や、ネット閲覧なら SSD化したCFシリーズで十分です。

ご用命は下記までどうぞ

パナソニックSSD換装 お引っ越しまで

不幸にして、メインボード不良等 高額故障修理になった場合で
修理中断の場合は、基本料金¥8000−のみ申し受け
残金は御返金させていただきます。

名機 パナソニック CFシリーズ 
末永くご愛用の程お願い申し上げます。

無線修理 DR-620 電源が切れない

 アルインコ DR-620 
電源が切れない という故障です。
昔の機械なら、電源スイッチのメカニカルスイッチを交換して終わり

この機械は、電源スイッチで、電力を遮断する構造ではありません。
と言うことは、CPUか? ならば大事です。
しかし、他のコマンドは全て正常ですから、それはない



回路を辿っていくと、Q63 2SB1386が怪しい
ベースまで正常に信号が来ております。
このTR に間違いないでしょう。



針の先のトランジスタが、2SB1386 
ごく平凡なTRですから手持ちが御座います。

半田ごて 2本で両側を挟むようにして持ち上げてとります。 
交換して一件落着