IC-Δ100 塩まみれでボロボロ

漁船の操舵室は、一応は密閉状態になるし 暖房も可能です。
しかし、そんな中で のほほんと、計器を見ているだけですと
人並み以上の漁獲はえられません。
腕の良い漁師は、窓は開けっ放しで、五感も総動員です。

可愛そうなのが、アマチュア無線機です。
波しぶきが容赦なく進入します。
業務用無線機は、そのあたりを考慮して頑丈に作ってます。
アマチュア無線機は安普請です。
汐をかぶっても大丈夫なように作っていては、
4倍以上の価格になるでしょうから。
漁師さんもアマチュア無線機は、使い捨てと思ってます。

で、、、その船を訪れたとき、
アマチュア無線機がずらっと、10台近く 壮観です。
そのうちの1台を指さし、遠慮がちに、
「これ、なおるべか?」
悲惨な状態です。腐食してチャンネルが動きません。
表示も出ません。1波だけ使えるようです。

どうしても、治して欲しいとのこと、
確かに、3バンド 1200MHZ機は貴重です。
市場には有りませんから

持ち帰って分解したのがこの写真。

エンコーダー、3個交換    モジュラージャック交換
パイロットランプ交換 パターン腐食箇所補修。

全バンド、正常に稼働するようになりました。
夕方発送完了、
翌朝 漁師さんから直接電話を頂きました。
どこの男も同じですが
特に漁師さんは自ら電話をすることは珍しいです。
女房殿が口を代行するので、話しが回りくどいのです。
これだけでも、漁師さんの気持ちが伝わりました。
ほんとは、あの船の無線機、全て整備できるのですが
頼まれないことを、すると嫌われます。 笑い

ちなみに、ほとんどの漁師さんは、
第3級アマチュア無線技士免許をお持ちです。
もっとも 沖で CWを叩くほど暇な方はいらっしゃいませんが

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