無線局落成検査 電波監理局に持ち込み 古き良き時代 

数十年前のお話です。
当時は、JARL保証認定制度による開局は10w迄でした
海上移動局での,最大出力運用が目的でしたので
電波監理局(当時の呼称)の新設検査が必要でした。

今のような、書類で合格する時代ではありません。
検査そのものは、業務局と同じ内容だったと思います。
(固定局は自宅を中心として半径500m程度の地図を提出
TVI検査の上、印鑑を頂くとか、、特に50MHZはTVIが多く
発生してましたので、ご近所との関係は大事でした。)

しかし、乗船中でしたから、中々機会がありません。
短い入港中の休暇 日程は不定ですから自宅での検査は困難でした。
そこで、電波監理局に持ち込み検査可能か?
打診しました。

珍しい事で 随分検討されたようですが了承して頂きました。
休暇初日、自動車に、無線機一式を搭載して半日かけて
電波監理局所在地入りしました。

7Mhzの短縮ダイポールは持参したのですが、ダミーがありません。
これは具備すべき装置ですから、無いではすまされません。
既製品のダミーロードは高くて手がでません。
無ければ作るのがアマチュアです。
1kオーム 5w抵抗を20本 並列接続してペンキ缶にいれて出来上がり
部品は現地の無線屋さんで購入 その晩 旅館で完成させました。

検査当日 意気揚々、電波監理局に向かいました。
こんな事、珍しいと、事務官、技官がうようよ、
担当者以外の方からあれこれ質問が御座いました。

アンテナを張るため屋上を貸してくれ と頼むとダミーだけでよいとの事
そのダミー、水冷ですから、給湯室で水を拝借して
ペンキ缶に水を満たして、自作したダミーのかたまりを
ぼちゃっとつけて蓋をして終わり。
そんな感じで、めちゃくちゃな検査でした。

今なら、こんな杜撰な事で落成検査に合格するはずはありません。
古き良き時代の話しです。
お目こぼしもあったのでしょう。熱意と誠意の落成検査でした。
500w局開局はその後、しばらくしての事で御座います。

(奇しくもその時の呼出符号 最後の3レターが SEAでした。
数十年愛用した呼出符号も、QTHが変わり 残念で御座います。)

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