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昔エレキ少年  修理固成

初級アマチュア無線家の皆様へ
創造の喜びを伝えたく培った修理術を披露します。
物作りの世界 発展を願っております 
修理固成(つくりかためなせ)
YOR(your own risk)真似応用大歓迎 全てあなたの自己責任。
(個別質問は承っておりません。ネットに答が潜んでます)
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修理 ランチエージングの問い合わせは cw@musen8.com 迄
メーカー対応可能なものはそちらへどうぞ。
氏素性不明(住所、氏名)の問い合わせは無視します。

修理受付保留中 
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IC-R7000 その4 調整 そして船出

本機の調整は、無線機の調整と一線を画します。
たかが受信機と思うなかれ、
中波帯トラッキング調整だけではないのです。
広帯域受信機は、調整箇所は多岐に及びます。
調整で発見する故障もあります。ここは手が抜けません。
調整の一端を披露します。

 バンドパスフィルターの調整

4ブロック 上下周波数調整

10.245MHz調整

調整では200Hzを補えません。
水晶劣化の症状を呈してます 原因究明は後述

LSB USB調整

L15でUSB   C134でLSB調整ですがモード切替出来ません。
裏側モード切り替えスイッチの紫線が断線してます。
分解時に断線、気づかずにやり過ごしてしまった例です。
(時を経た線材は粘りがありません)
修理しなければ壊れない、有ってはならない良くある例です。
どんなに慎重に分解しても、度重なるとこの確立は高くなります。

線材手直し。
周波数表示不安定。トリマーコンデンサ劣化を認識。
この基板の同種トリマーは経年劣化と判断し全て交換。

 

ビンテージ機修理のコツは限定的な局所修理です。

自分で手を加える事が出来るならその都度こまめにやるのが

安全です。パンドラの箱には近寄らない事。

上記のような対処は時間がかかり手を加えた事による新たな

故障の芽を作るかも知れません。例えば線材断線等。


各モード すっきり許容範囲に収まりました。

シールドボックス内も調整します。

ほぼ全域にわたり規格を満足すると、些細な事が気になります。
アナログなれば数百Hzのずれは気にならないのですが
デジタルは1Hzずれも999と1000の視覚差は大きいです。
精神的にすっきりしません。出来る事は尽くしてみます。
これが命取りになる事も有ります。

あれで止めておけば良かった、完璧を求める余り再起不能に

なる事も皆無では有りません。


同期の桜の愛機。末永くご愛用戴きたく整備に力が入ります。

まずは水晶交換から

10.245の水晶は手元にありましたので、交換したのですが
Fずれに関して変化無し、再度元に戻してFズレの原因を探ります。
発振不安定は Q12を2SC1815に交換します。
更に定数変更、不安定な発振がすっきり安定しました。
トリマー中央位でこの値になると安心します。

これで太鼓判を押せます。やるべき事は全てやりました。

可能な限り、将来発生するであろう故障の芽を摘みました。

されど完璧ではありません。

10年安寧を祈って船出で御座います。

| 無線修理技術 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |









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