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昔エレキ少年  修理固成

初級アマチュア無線家の皆様へ
創造の喜びを伝えたく培った修理術を披露します。
物作りの世界 発展を願っております 
修理固成(つくりかためなせ)
(個別質問は承っておりません。ネットに答が潜んでます)
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IC-AT500 ミスマッチング   その1 

全自動アンテナ同調システム
現在 HFトランシーバーには普通に内蔵されておりますが
30年前は軍用、航空機、大型船舶等限られた用途でした。
ハム業界ではアイコムが世界初の快挙だった様に思います。
アイコム偉い!他のどの社もできなかったのですから

本機は IC-720 のラインナップで発売されました
本機修理関連記事はあまり目にしません。
過去例を含め当方の知る限りご説明致します。
以前こんな記事を書いた事が御座います。
FT-850  その2 オートチューナー不良


懐かしき面構え 久々に友と対面した気持ちです。
有朋自遠方来 不亦楽  南の果てからのお越しです。
1980年初頭に発売だったと思います。
可動部分が多く 劣化も激しい事でしょう。
何とか ご期待に添う様努力致します。

故障原因   同調不能 
バンド切り替え、バリコン同調機構は動作しており
高周波を感知して起動すればSWR検出機能は正常と判断
通常同調不能は本機以降に原因がある場合に発生する。
ダミーロードでも同様なら本機に原因があります。
入力接栓から、出力接栓迄の線路に異常があると判断します。
以下の点検は、数十年を経た機械の場合です。
同様故障でも最近の機械では対応が変わります。

大電力通過路を丹念に点検
バリコン、タンク回路、リレー、バンド切り替えスイッチ
半田溶接部を入念に点検します。
特定のバンドならコイル端子 
全バンドならバリコンを疑います。
視認確認では発見出来ません。

部材間の線路をひとつひとつ つまんで力を加えるとボロッと外れました

半田に すがはいってます。経年劣化とはこんな事なのです。
高周波大電力通過部分は、長期間経つと半田部分でも
電気的にはオープン状態になる事があります。

線路上の全ての半田つけ 特にタンク回路のタップ出し部分の
半田を全て除去して新しい半田で半田つけをします。
線材が太いので小容量の鏝では半田乗せになります。

こんな処も 全て半田除去の上新鮮な半田を使います。

バンド切り替えスイッチ    
バンドスイッチを切り替えると、スイッチが回転します。
綿棒をその部分にあてると あっという間に真っ黒に
3枚とも汚れを完全に除去 綿棒を何本も使います。
最期に綿棒に接点復活剤を少ししみこませスイッチを回転させます。
直接噴霧してはいけません。 (通電は翌日以後)

数十年の垢 
写真写りは良いのですが、接線座の汚れも無視出来ません。
高周波は一寸した汚れもロスに繋がります。
年に一回位は外から整備出来るところはやってほしいですね。

きれいになりました。
はじめから大きな故障にはなりません。
故障の芽を摘む意味でも普段から整備する事が予防整備で御座います。
整備は最良の故障予防です。

今回の故障とは無関係ですが 
バンド切り替えが止まらない故障。
時々御座いました。
原因はコロンブスの卵です。
icom HF帯バンド制御は電圧で設定しております。
零電位が天ぷらになると、症状発生です。
時を経た機械に起こる症状なので予防修理を施します。
零電位をシャーシーに頼っているから
パネル面と本体側に電位差を生じるとこの症状を発生します。
写真の状態で電源を入れるとバンドスイッチは止まりません。

更に関連故障ですがオート設定の場合 
バンド系のトラブルは24pinケーブル接触不良が多いです。
ピン接触不良、ジャック締め付けで治ることもあります

前面パネルの2枚の基板と、本体部にアース線を取りつけます。
この線を本体側シャーシーに半田つけ

直近は モーターの上ですから その部分にはんだつけします。
振動で バンドがふらつく様な故障はこれで解決です。

手直ししておきます。
本機は最大500wの電力が通過します。
SWRが高い時は、その何倍もの電力が乗重します。
天ぷら半田は故障源になりかねません。
確実な半田処理が求められます。

大電力には 接触部分を多くすること。

IC-AT100 IC-AT500の故障について
大まかに 二系統に別れます。
1,電力系  今回説明しました
2,制御系  検出部や演算回路、バンドスイッチ、プリセット系等
  初期不良等で見られましたが、その後記憶にありません。
  動作原理が解らない方はさわらない事。
  特に触らぬ神に祟りなし は下記部分です。

次回は調整編

お願い
ハムのお役に立てばと出来る限りノウハウ開示しております。
個別質問や電話はお断りします。自己研鑽に励んで下さい。
 

| 無線修理技術 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |









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