DR-620 送受信不能 PLL アンロック

DR−620 

表示点滅はPLL UNLOCK です。

表示以外の全ての機能停止ですが、CPU搭載機によくある症状。

故障で無く、CPU誤動作。 リセットすれば回復します。

その おまじないをします。

だが変化なし、正真正銘のPLL動作不能。これは重傷です。

10年以上経過したであろう DR-620

故障原因を究明しても部品入手不能から修理中断することが多々ございます。

一抹の不安を覚えながら作業は続きます。

 

症状から確率的に、X-tal系から点検します。

全ての出力波形確認、 異常なし、

次は電源系統に的を絞ります。

回路図が必要になりますがブロックダイアグラムで概略をつかみます。

AVR及びその入出力部電解コンデンサはどうか?

8V, 10V AVRは、基板裏側 点検困難ですが異常なし。

次に PLLーICの端子電圧点検

10vが印加されてません。IC不良でないのが幸いです。

10Vラインは基板表裏に及ぶので面倒です。

黄色の線材を挿入し基板表側のプリントパターンを追います。

2200μF 16V 大容量コンデンサ周辺が怪しい。このコンデンサを除去。

 

当ブログ熟読の方は、心当たりがおありでしょう。

このコンデンサ液漏れに起因する基板パターン断線。

左 AVR 10Vライン 出力側から1本またいでスルーホールへ

バイパス配線を施しました。

更に周辺腐食スルーホールを虫眼鏡で入念に点検

怪しいスルーホールには同様の処方で貫通線を通し半田付け処理(予防修理)

最後に 新しい電解コンデンサ取り付けて一件落着。

 

故障原因

電解コンデンサ劣化 

ゴムパッキングから電解液が漏れ基板パターンを腐食させたものです。

 

修理不能だが、なんとかならないかと当方に送られてきました。

有り難いことです。

コスパ、新品無線機価格等からお店は妥当な判断と思います。

愛機への愛着がそれに勝るのでしたら、当方で断る術はございません。

 

 

 

 

 

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