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昔エレキ少年  修理固成

初級アマチュア無線家の皆様へ
創造の喜びを伝えたく培った修理術を披露します。
物作りの世界 発展を願っております 
修理固成(つくりかためなせ)
YOR(your own risk)真似応用大歓迎 全てあなたの自己責任。
(個別質問は承っておりません。ネットに答が潜んでます)
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修理 ランチエージングの問い合わせは cw@musen8.com 迄
メーカー対応可能なものはそちらへどうぞ。
氏素性不明(住所、氏名)の問い合わせは無視します。

修理受付保留中 
アツデン AZ-11 送受信不能

日本圧電気(株) 28MHzトランシーバー

27MHz市民バンドは今も根強い愛好家に支えられております。

同じ様な帯域ですが、10mバンド モービル機は見かけますが

ハンデイ機は本機だけでは無いでしょうか?

当方は販売経験無く、恥ずかしながら初めての出会いです。

回路図をネットで探すのですヒットしません。

回路図無くとも修理は可能ですが、時間が掛かります。

 

送受信不能、 表示の通りアンロックです。

受領時点検で、症状確認。

アツデンは、PCS-7800等販売修理は経験してますが、

本機はそれに比べ、大変強固、丁寧に作られてます。

防水、気密性は特筆すべきものがあります。

 

ロックはずれは様々な原因で発生します。

まずは電源系統から点検。

AVR電圧、異常なし。

VCO電圧確認  4.7v 異常 ここは1〜3V位のはず。

12.4MHz波形観測、  正常

 

VCO-BOX に着目します。

いずれのコイルもコアが着低 固着。恐らくこれが原因。

破損は免れてますが もろいので極めて慎重な扱いが必要です。

時を経た部品、壊れたら部品入手困難、

固着したフェライトコアを力尽くで回すとコア破損は間違いなし。

過去、のっぺらぼうのコア その修理には大変な手間が掛かりました。

 

慎重な作業ですが大変時間が掛かります。

その間に、他の原因と思われるところの点検も同時進行致します。

フレキケーブル系、導通検査及び半田付け修正

接点部 アルコール洗浄

ソケット基部 半田付け補強

 

翌日 コア浮上作戦、成功

ロックがかかりました。

しかし周波数範囲が狭く帯域内安定しません。

この調整は微妙です。 

電圧可変 コア破損防止等々時間を掛け調整。

性能点検、調整

周波数調整 OK

周波数変移 OK

12V Hi 5W  1.2A

12V Lo  0.6W   430mA

9v Hi  2.5W  820mA

9V Lo  0.5W   390mA

受信感度、スケルチ感度 −20dbµ OK

変調度、周波数点検調整。

その他

防水パッキングゴム劣化に起因する柔軟度低下

部品入手困難な為、温存

一件落着。

 

余談

VCO ロックはずれ どの無線機でも起こる故障です。

ほんの僅か、回すだけで解決するのですが、

逆方向に回すとこんな事になります。

一旦着底すると浮上さすのは相当の技量が必要です。

メーカーではこの種故障は修理不能が一般的です。

今回は運良く浮上しましたが、これが失敗の場合

VCOーBOX分解、同一寸法のボビンに手巻きでコイル作成等

多くの時間と費用が掛かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 無線修理技術 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
IC-P7 大停電対策仕様

2昼夜に及ぶ大停電  最も頼りになったのが

ローカルFM放送 FMいるか でした。

テレビ、インターネットが繋がらない。

真っ暗な中で聞く きめ細かい電力情報始め

町内の情報伝達のありがたさ。しかも只。

視聴料強制徴収の NHK 

地方放送局が独自で地元に特化した情報発信

何故対応出来ないのでしょうか?

おできと〇〇は大きくなるとつぶれる。

国民に信頼されなくなったのは確かでしょう。

非常時のNHK と自慢してますが、

非常時 テレビは無力です。  

当地では間違いなく FMいるか

 

その情報源は IC-P7。

中波放送、FM放送のみならず、電力会社系波迄カバー可能。

更には、アマチュア無線で発信も出来る。 主客転倒

地震、災害時には本当に強力な味方です。

今回 身を以て体験しました。

漆黒の闇の中 この音源は支えになりました。

けれども致命的な弱点があります。

最近の小型トランシーバーに共通するものです。

当方のIC-P7 1日足らずで電池切れ。

パソコン、携帯電話、ハンデイトランシーバー等

動いているから魅力です。

急遽 こんな方法で対処したのは報告の通りです。

 

今、平穏になりましたが、 治に居て乱を忘れず

今できる事をやっておきます。後顧の憂い無い様に

乾電池アダプター製作。

1,リチウム電池と同一の形を木材で作ります。

2,上方に銅片で電極を作り、線材をはんだつけします。

3,裏ぶたの一部に孔を明け、電線を通します。

4,導線の先端を半田盛りしておきます。

5,単3電池3本ケースと 導線はバネと電池の間にはさむだけ、

簡単にアダプターを取り外せます。

簡単な工作ですが いざとなれば弁慶並みの力を発揮するでしょう。

 

 

 

| 無線修理技術 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
IC-PCR1000 修理 周波数ずれ

この症状は耐用年数をはるかに超えた無線機が辿る病気です。

以前 同様修理作業開陳致しました。

今回はあの轍を踏まない様に更なる慎重を期して作業致します。

受信機として今も現行機種に勝るとも劣らない名機ですから

ゴミにする訳には参りません。

新旧水晶でデータ計測

                 調整値 0   調整値 255

純正Xtal   10.249716       10.249971

新 Xtal   10.249191       10.249523

いずれのXtall でも規格に合致しないので定数変更で対処。

上記回路 C321 18P を 10Pに変更

純正水晶で 調整値0で規格に収まるが伸び代 劣化具合を考慮

不採用とする。

新規水晶採用、 167 で ゼロイン

一件落着

| 無線修理技術 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
TM-541 A1 ランチエージング その3 調整完了

サービスマニュアルに準拠し再調整

スケルチ感度始め定格を満足。

ハイパワー

ローパワー

これで再調整終了ですが、心臓部に新機材を使用しました。

半導体やLCRなら躊躇しないのですが

電波の質に直接影響を及ぼす部分

前例が無いので慎重に検証します。

長時間エージング、電源オフ、オン 何度も繰り返し

数時間電源断、電源オン、24時間電源オフ、オン等を

しつこく繰り返しますが、±1ppm は伊逹ではありません。

今後、同様故障の場合 安心して新機材に換装出来る事を

確認致しました。

 

1200MHz帯アマチュア無線は、携帯、無線LAN登場で

草刈場になっております。

アマチュア無線人口激減から当バンド無線機の販売が見込めなく

なりました。

今ある資源を、有効活用する観点から、寿命を過ぎた老齢無線機の

再整備、再活用で1200MHz帯の波を消さない様に願う者で

御座います。

 

アマチュア無線34年問題

これで古い無線機は使用不能、と誤解なさる方が多い様です。

TSSでは、これに対応しており、心配なさる事はありません。

詳細は TSSにお問い合わせ願います。

 

 

 

 

 

 

| 無線修理技術 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
IC-207 スキャニングレシーバー

IC-207   144/430 FMモービル機

当店で最も販売台数が多かった機種です。

簡便な操作と、大きな表示が好評でした。

当然 今も修理が絶えませんが入手不能の部品が多くなりました。

手持ちファイナルモジュールが在庫切れ。

残念ですが修理不能 部品取り。

 

しかし、V、UHF帯の使い勝手が良く 150chメモリー

各種スキャン設定やエアバンド、国際VHF、空港業務波その他

高感度で操作性が良い事から、V、UHF専用受信機として

再利用する道を探ります。

 

長くご愛用頂くには劣化部分手当が必要です。

chエンコーダー、AF、SQVR 交換。

パイロットランプ LED化

電解コンデンサ 全交換の手当をします。

更に、見てくれも大事です、

ダイキャスト塗装剥げはタッチペンで補修。

電解コンデンサ全て交換

本機は、SC-1091除去しております。

更にご送信防止の為、両モジュール機能停止処置済み。

 

メモリーチャンネル記憶処置、

1〜16ch は 国際VHF  

実交信では呼びだしchでch指定して変波、交信しますが

周波数とチャンネルを同期してますから戸惑いません。

17〜29は 海上関係周波数

30〜130迄は航空関係波 

全チャンネルスキャン 16秒

バンドスキャン 5Ch 等々 

専用受信機並みの機能を持ってます。

消費電流 0.5A ですから簡単なACアダプターで良し。

V、UHF受信マニアに打って付けだと思います。

 

こんな再利用の道もある という事で掲載致しました。

限りある資源、諦めればゴミ、生かせば宝

 

 

 

| 無線修理技術 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
IC-681 音量ガリ その他  

IC-681 50MHz FMモービルトランシーバー 10W

平成8年( 1996)春発売

 

音量ボリウムを回すと不愉快なガリ音 

前面パネルを分解します。

パネル洗浄、VR基板から部品を取り出し交換

ついでランプはLEDにします。

交換したもの

再調整 24hエージング 異常無ければ完了

 

| 無線修理技術 | 10:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
TM-541 A1 ランチエージング その2 TCXO劣化

調整作業で判明する故障、規格逸脱も多々有ります。

治すだけでは、修理固成ではありません。

今回はその一例です。

サービスマニュアルの流れに沿って送信周波数を確認すると

調整では規正困難。ここは1280.000.00 のはず。

TCXO 劣化。 交換が必要です。

本機ではファイナルモジュールの次に高価な部品だった様な、

滅多に壊れるものではありませんが劣化は公平に訪れます。

この部品は周波数が下がり突然停止します(経験値)

取り外したTCXO を前に 思案に暮れます。

手持ちジャンクから部品調達の法もあるのですが

4半世紀の時を経た部品 信頼性に欠けます。

折角整備したのに徒労か?

 

時は進化、幸運を運ぶ事もあります。

本機のタイムベース 12.8MHz   3ppm

この周波数は、汎用性が高く高性能なものが入手可能です。

何か ないものか 探します。

入手した TCXO   1ppm 

超高精度温度補償型水晶発振器

周波数安定度 3倍 現行製品より格段に周波数安定度向上

100Hz以下の調整は大変微妙です。

時間を掛けて追い込みます。

 

時を経た無線機は後期高齢者と同じ

どこが壊れても不思議ではありません。

延命には 純正部品に拘らず新製品も視界に入れてます。

今回の場合、時代が味方しました。

TCXO 当時は大変高価で1200MHz以上の無線機或いは

最高級HF無線機のみ使用してました。

昨今、携帯電話、Wifi普及により高周波関連部品が

安価で入手可能になりました。

お陰で再起可能、しかもバージョンアップ。

長時間安定して正確な周波数を刻むのは 無線家の誇り。

よれよれ無線機がしゃきっとしました。

 

まだまだ続く 調整作業

 

| 無線修理技術 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
TM-541 A1  ランチエージング その1

TM−541 1200MHZ モービルトランシーバー
平成2年10月(1990)発売 4半世紀の時を経てます。

とっくに製品寿命は尽きてます。

今後 1.2GHzトランシーバーが登場する事は期待できません。

限りある資源、再利用の道を探ります。

延命が絶望なのは 液晶に起因するもの 部品調達不能の為。

本機のLCDは劣化が見られますが許容範囲です。

   延命作業の概略

 

1,電解コンデンサ全交換

2,フレキシブルケーブル交換

3,ランプ LED化

4,スポンジ交換

5,リチウム電池交換(ソケット取付)

6,VCOモジュール補強

7,過去例に基づく故障箇所点検、予防修理

8,サービスマニュアルによる再調整

 

現品はニコチン臭、使用に起因する汚れ等があります。

ニコチン臭が嫌いな方、私も同様です。

再販ですから他人様の雰囲気は可能な限り除去に努めます。 

プッシュキー、つまみ、パネル、上下蓋等の洗浄。

ユニット全体を脱臭、消臭作業。

LED化

チップ抵抗10Ωを820Ωに交換  黄色LEDに交換

 

フレキシブルケーブル劣化の為交換

既にコネクターからフレキシブルケーブルに手当済みでしたが

取付不備の為、新品交換

フレキシブルケーブルは、折り曲げ方にコツがあります。

やり方を間違えると今回の様なケーブル劣化を発生します。

この部品、在庫がありますが、無くなれば、9本の線を

加工する事になり収納が困難になるでしょう。

スポンジ交換

予防修理です。手当しておかないと、キー紛失します。

キー抜けた無線機、前歯の抜けた紳士状態。

両サイドのキー スポンジ交換

左 交換した部品類

 

以上で部品交換終了ですが、時を経た機械はこんな事で

使用不能になる事も有ります。

4隅の半田付け、いずれも環状のクラック 視認出来ます。

振動で変複調がひずむのは、これが原因です。

といっても10年やそこいらでは発生しません。

ここ 溶かして処理では駄目 時を経た半田は入れ替えます。

古い半田をきっちり吸い取り 新しい半田を使って固定します。

金属箱はVCOモジュール 

鉄の箱が4箇所の半田で固定、 時を経るとあの状態。

電池ホルダーは上の空き地に接着剤で固定。

 

調整時に発見する故障もあります。

 

| 無線修理技術 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
壊した修理は難しい 不注意で壊した例

突然、送受信不能になる という修理です。

受領時点検で未確認、あらゆる条件を設定し

再現に努めるのですが正常です。

異常無い無線機は修理出来ないのです。

お客さまに故障時の環境、状況等を再確認し

止むをえず返送するのですが再修理の確立が高いのです。

 

案の定 治っていないとの事。

残念ですがもう一度拝見させて頂きます。

再現に努めるのですが同様です。

しかし、このままですと前に進みません。

基板を精査する事から始めます。

 

前回は装着されてなかった取付ビス

ピンと来るものがあります。

附属ビスより長いものが使用されてます。

なるほど、このコイルに機械的圧迫を与えると発振停止や

不安定になるでしょう。原因はこれのようです

後ろも同様

破損状態

後ろ

手当をしておきます

同様

取付ビスのところに こんな注意書きがあるのですが

左 メーカー支給純正ビス 8mm

右 お客さまが使用したビス 10mm

 

基板を2mmも締め付けると支障をきたすのは当然です。

症状確認の為とはいえど同様行為をする事は余りに危険な為

避けます。

 

修理には、壊れた修理(自然故障?)と壊した修理(破壊故障)が

有ります。

壊れた場合は 経験からほぼ見当が付くのですが

今回の場合 全く想定外

ビスを取り外していたら故障特定も困難だったでしょう。

注意書きは まじないではありません。

 

以前、同様行為で修理不能になった無線機を思い出しました、

貫通したビスが水晶だけでなくパターンを数カ所舐めて

修復不能でした。

 

原因は純正ビスより長いものを使った事ですが

狭い棚の隙間に短いビスでは取付困難で使ったと思います。

間合いを考慮すればこんな事にはならないのですが、

大変手を焼いた故障発見と修理でした。

 

 

| 無線修理技術 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
TM-541 スケルチ効かない

スケルチ効かない場合

VR、コンデンサ、IC等によるものが多いですが

経年劣化を考え AF、SWVRを交換します。

ついでに 電源スイッチも交換しました。

一件落着

| 無線修理技術 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |